よくある質問

一昔前は、一本の鍼を長期間使用していました。
これは鍼灸に限らず、病院の注射針もそうでした。
現在では、鍼灸の鍼も注射針と同じく使い捨てとなっています。
ですので、当院では他人に使った鍼を使用することは絶対にありません。

また、昔の鍼灸師は鍼を研ぐ技術も必要でしたが、私のような最近の鍼灸師はその技術もないため再利用できません。
使い捨て鍼のメリット
 ・感染リスクがない。
 ・鍼先が常にきれいなためスムーズに刺入できる。
 ・金属疲労による鍼が折れるリスクが少ない。
 ・鍼の手入れが不要。
再利用鍼のメリット
 ・コスト削減?→ 滅菌や手入れの手間を考えるとそうも言えないような?
 ・エコ    → 少量のステンレスですので、再資源化もビン・缶れべるでは?
このように、現在では鍼を再利用する価値はありません。
ただ、現在でも金や銀の鍼を使用しているところがありますので、こちらは再利用されていると思います。

当院では、使い捨てのステンレス鍼のみを使用していますので、院内感染は起こりません。

当院では、中学生ぐらいから鍼を刺します。
それでも鍼が苦手という場合は、刺さない鍼やお灸にて治療を行います。

鍼初体験の方の場合は、見える場所(腕)に鍼を打ちます。
殆んどの方は、「ささってます???」と言われるぐらい、何も感じません。

現在の鍼は細いので、痛点(人間が痛みを感じる点)に当たることが少ないです。
「痛い」と脳が感じるためには、痛点に触れないといけません(さらに、一定以上の刺激が必要)ので、痛みとは感じません。
(異物が入った!!と感じますが、痛いまではいかないのです。)
とはいっても、痛点は目には見えませんので、ごくまれに痛みを感じる場合があります。
その時は、我慢せずに言ってください!! 

そして、痛みには一次痛と二次痛とあります。
一次痛は外傷(切り傷、擦り傷など)に代表される、体(皮膚)が破壊された時の鋭い痛みです。
注射もこれにあたります。
鍼灸では、上に書いたように、鍼を刺すときにまれに起こる場合があります。
二次痛は、一次痛よりも弱い刺激で生じる、鈍い痛み(内臓痛や歯痛)です。
マッサージされた時の痛みであり、鍼特有の痛み(ひびきといわれるもの)でもあります。
こちらは、鍼の加減によって制御できます。
これを感じないと鍼に来た気がしないといわれる方も多くいらっしゃいます。

というように、注射針を想像されるかと思いますが、鍼は刺されてもわからないものと思ってください。

鍼をしてもまた肩こりになる→また鍼に行かないといけない...
という話を聞きます。

まず、その原因となっているものはなんでしょうか?
日常の生活の中にあります。
一時的に鍼灸で改善しても、肩こりを起こす生活を続ければ当然元に戻ります。

動かさない筋肉は硬くなり、痛みの原因になります。
当院では、体操、姿勢の指導も行いますし、反応点治療のローラー鍼を用いた自宅療法を指導します。 
今までにしていない動きをすることで、鍼でほぐれた筋肉が硬くなりにくくなり、その動きを習慣にすればこりもできなくなります。

なので、鍼がくせになるのではなく、日常生活が変わらないと元に戻るということです。

クイックマッサージは慰安(気持ちいい)の場であり、鍼灸や接骨院は治療の場という違いがあります。

治療は、悪い場所、痛い場所に対して処置を施しますので、時間では計れません。
病院で30分xxx円が無いのと同じです。

ただ、値段のない寿司屋には恐ろしくて入れないように、金額・時間の目安は決めています。
また、当院では、問診後、説明したうえで治療にかかりますので、ご安心ください。

「時間がかかってもいいから、全部やってくれ!!」
という太っ腹な方がおられましたらおっしゃって下さい。喜んでご対応させていただきます。

かなりひどい状況で治療を受けると、こうなる場合があります。

こりなどの筋肉が原因の痛みは、多くが筋膜の固着により生じます。
筋膜には痛みや刺激を感じるスイッチが存在しており、硬くなることによってスイッチも鈍くなってしまいます。
(硬くなると血管が押しつぶされ、スイッチが酸欠状態に…)
これを鍼で緩ませると、血行が回復し正常状態へ向かいます。
血行が回復するとスイッチも回復するので、痛みを感じるようになり、痛みが増える場合があります。
この場合、なるべく短期間に繰り返し治療することで、さらに正常(血行の良い)状態にし、痛みを改善していきます。

「痛くなるならこのままでいいや」と思われる方もおられるかもしれません。
痛みは体が発する警告です、それを感じないのは、どう言うことか考えてください。
また、人の体は全て連携しています。
一部の働きが弱くなると他の部分がそれを補うために仕事が増え...全体に影響が広がります。
早めの治療をお勧めします。

難しいです。

急性の筋肉疾患(ぎっくり腰)なんかだと、その場で動けるようになりますし、2~3日で痛みは大体楽になります。
が、同じぎっくり腰でも内臓や慢性の筋肉疾患から来るものは時間がかかります。
何か月、何年もかかって積み重なった原因が、鍼を数本打つだけで治ったら病院いりません。
ただ、私も10年以上鍼灸治療を受けてきてますが、「痛みが楽になる」のは本当です。
加えて、当院ではローラー鍼による自宅治療や体操指導によって、患者さん自身で治療を行ってもらうようにしております。
来院して治療するより、自分でやれば24時間治療可能ですので、治療期間は短く、再発の頻度も低下します。

鍼灸で全ての疾患を治すことは不可能ですので、治療前にゆっくり説明、相談してから方針を決めていきます。
病院へ行ってくださいという場合もあります。
まずは、ご相談ください。

法律等で決められているのは、
 病院や医師が行うのは医療行為。
 鍼灸師は医療類似行為。
とのこと。

医療行為は「診察→診断→治療」と行いますが、医療類似行為では診断してはいけません。

診断できないのにどうっやって治療するの???ですが、診断とは「西洋医学の病名をつけること」であり、東洋医学の診断とは全く違います。東洋医学では診断を弁証と言いますが、病名ではないので診断には当たりません。
また、肩こりや腰痛は病名ではないですからそもそも問題ありません。

医療類似行為とは、
「経験知にもとづく人体の賊活原理、反応原理を用いて人体の保護、治癒能力の向上、治療を行うもので、その手段は鍼灸を除き人体に損傷を与えるものであってはならない。」
と規定されています。

医療類似行為には、
 ・柔道整復師、あんま師、はり師、きゅう師の国家資格
 ・整体、カイロ、タイマッサージなどの民間資格?
があります。
「薬や外科的手法を除いた治療が医療類似行為」なので、これがお医者さんとの違いなんですね。
鍼は外科的手法に近いですが…

あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師、柔道整復師は法が定めた国家資格。
クイックマッサージや整体は、法的な制度が無く、誰でもできる(自称)もの。(ただ、すごい施術者がいることも確かです。)

国家資格の合格者は、治療もそうですが、危険なこと、やってはいけないことも理解しています。
ですので、事故を起こすことはまれです。
自称の方は、一部ですが、事故を起こす無茶苦茶な施術者がいることも確かです。
(平成29年に、消費者庁は「法的な資格制度がない医業類似行為の手技による施術は慎重に 」と発表しています)

そして、鍼が他の手技療法と決定的に違うのは、
「体内を直接刺激する」
「ピンポイントで治療点を刺激する」
だと思います。(人体に主導的に鍼を打てるのは、医師と鍼灸師だけ。看護婦さんの注射は医師の指示が必要。)

ピンポイントの一例として、
少し前まで、顔面神経マヒのリハビリで低周波や電気刺激によるマッサージが行われていましたが、現在はマイナス面があるとして、医師の間で禁止されました。
これは、低周波・電気刺激・過度のマッサージは、治療対象外の筋肉への影響が大きいため、周りの筋肉を巻き込んだ動きしか(こまかな表情ができない)できなくなるようです。
ただ、鍼による電気刺激はピンポイントで刺激を与えるためか、治療効果は良いとの報告を出されている医大もあります。
(が、医師会の通達により治療を行いませんとのことです...一体誰のため?)

クイックマッサージ(現在は、「もみほぐし」?)は治療ではない。
整体やカイロは、危険な施術をされる場合もあり得る。(上手な先生もおられます!!)
ということでしょうか。

昔は「骨接ぎ」ということで、私も子供の頃に骨折して通っていた記憶があります。
現在はどうなんでしょうか?
骨折などでは病院に行ってしまいますね。

整骨院は完全に西洋医学です。病院側なので健康保険も使えますし。

あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律
第七条の二:施術者は、正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。施術者でなくなつた後においても、同様とする。

ということで、弁護士や医師と同じように守秘義務が法律で定められています。
個人情報保護法以上に厳しいですので、ご安心ください。

© Copyright 2025 Mobirise. All Rights Reserved.

Develop a free website - Get more