「痛いところををさすると痛みが和らぐ」
という、人が本能的に行う行動を昇華させた治療方法です。
科学的には「皮膚内臓反射」という現象です。
反射は、皮膚⇔内臓⇔筋膜の間で互いに存在します。
また、内臓は自律神経反射も大きく係ってきます。
これらの反射を駆使した治療法が、反応点治療です。
反応点治療の手順としては、
・症状を診る
・神経学や生理学、構造学から原因となる場所を推測
・手の感覚を用いて治療する場所(反応点)を特定
・「はり」や「お灸」を使って刺激を与える
・刺激により反射が生じ、体が本来の状態に戻ろうとする
・再度、手の感覚で反応点の状態を確認する
・反応点が良い状態になるまで刺激を繰り返す
というように、現代科学の知識から治療方法を検討し、東洋医学を用いて体に働きかける治療方法です。
※病院での治療が適する疾患や、数回の治療後の反応点の状態によっては病院での検査をお願いする場合があります。
また、鍼灸院では血液検査等の理学検査ができませんので、病院での検査をお願いすることもあります。
詳しくは、反応点治療研究会のHPをご覧ください。
症例も多数掲載されております。
補足:
「反射」とは。
「特定の刺激に対して、意識なく(脳が関係することなく)起こる反応を指す」
と定義されており、簡単に言うと、
「刺激を与えたら、勝手に動く!!」
勝手に動く=自動=自律であり、自律神経も多分に関係してきます。
反射で有名なのは、「ひざ下を叩くと足が跳ね上がる」脚気の検査ですね。
他にも、
・飲食時、嚥下(飲み込む)後は、排出するまで全て反射で内臓が動く。
・腕を上げる動作では、上腕二頭筋(力こぶの筋肉)は意識して動かしますが、それ以外の筋肉は自動で動く。
・画鋲を踏んだら、勝手に踏んだ足が上がる。
等々…
実は、人の体はほとんどが反射(自律)で動いており、止められないものが多くあります。
この反射・自律を使って治療をするので、治療をにより体が治癒する方向に働き始めます。
その動きは薬や手術と違い時間がかかる場合もありますが、その全てが体内で完結するので副作用が起きる心配はありません。
また、反応点治療をする側は手の感覚によってその変化を見極めていますので、効果の有無を判断しながら治療しています。
わからないことはどんなことでも聞いてください。
何でもお答えいたします。
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